弁護士・スタッフ
相続放棄での弁護士の選び方
1 相続放棄での弁護士の選び方について
相続放棄は、一般的にはそれほど難しくない手続きといわれますが、必ずしもそうとは限らないこともあります。
相続放棄は原則として一回して行えない手続きであり、失敗が許されません。
そこで、相続放棄を弁護士に依頼する場合には、相続放棄に強い弁護士を選ぶ必要があります。
以下、相続放棄手続きの特徴、法律分野と弁護士の専門性、相続放棄における弁護士の選び方について説明します。
2 相続放棄手続きの特徴
相続放棄の手続きは、家庭裁判所に対して相続放棄に必要な書類を提出することで行えますので、この点だけに着目すれば比較的簡単なものであるといえます。
もっとも、被相続人の死亡日から3か月以上経過している場合の対応や、家庭裁判所に対して行う相続放棄手続きに伴って発生する諸々の問題への対応は、法律が確立していない部分もあり、複雑な対応が必要になることがあります。
対応を間違えてしまうと、相続放棄自体ができなくなってしまったり、無効となってしまったりするおそれもあります。
そのため、相続放棄を取り巻く諸問題も含めて対応ができる弁護士を選ぶ必要があります。
3 法律分野と弁護士の専門性
実は、法律にはとてもたくさんの分野が存在しています。
そのため、ひとりの弁護士があらゆる分野に精通するということは事実上困難です。
相続放棄も例外ではありません。
むしろ、相続放棄は、相続という大きな分野の中の、細分化された一分野であることから、精通している弁護士は多くはないと考えられます。
特に、相続放棄に関連して生じる問題に関しては、法律が確立されていない部分もあり、実務上の対応経験を持つ弁護士は比較的少ないとも考えられます。
4 相続放棄における弁護士の選び方
以上のことから、相続放棄に強い弁護士を選ぶべきであるといえます。
相続放棄を依頼しようとしている弁護士が相続放棄に強いかどうかを見分けるポイントを説明します。
まず、初回の相談時において、相続放棄の手続きの流れについて細かく説明できるかどうかを確認しましょう。
相続放棄は、相続放棄申述書を家庭裁判所に提出しただけでは終わりません。
相続放棄申述書提出後に起きうることについて、具体的に説明できるかどうかを確認しましょう。
また、被相続人の財産の取り扱いについても、細かく質問をするのも手です。
原則としては、一切手を付けないことになりますが、実務上まったく触れないということができないこともあります。
そこで、それぞれの財産の特性に応じた対処法を説明できる弁護士であるかを確認しましょう。
所在地
〒000-0000〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇
(〇〇弁護士会所属)
0120-159-030